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八重樫澄佳

「八重樫澄佳」陸上界のクールビューティー!アニメ好き系の不思議美少女の競技成績が凄かった!

写真は「スポーツ報知東北支局」ツイッターより引用

プロフィール

八重樫 澄佳 (読み方 やえがしすみか)
女子陸上選手 走り高跳

Sumika Yaegashi.
Female track and field athlete.High Jump.

生年月日 2002年6月21日
身長 167.6(高校時代)

出身 岩手県

高校 岩手県立黒沢尻北高校
大学 筑波大

趣味 K-POPを聴くこと
好物 甘いもの
大学ではユニフォーム委員に所属

略歴

名前の由来は「生まれた日は雲一つない晴天で名前の由来にもなっている」そうですが
かすみとよく間違われるそうで「すみか」さんです。

黒沢尻西小学校時代に陸上競技を始め、全国出場もされる選手でしたが入賞は無かったようです。
高跳びを本格的に始めたのは中学生、そして3年の全中では9位でした。が…悲願の全国入賞を惜しくも逃しました。

躍進の高校時代

高校は黒沢尻北高校に進学し、黒北陸上競技部に所属、2024年には創部100周年を迎える名門部で県大会や全国で活躍されています。大貢献となった八重樫選手は、1年生で県総体優勝から3連覇。
高校2年生の時の岩手県高校総体で1m75の大ジャンプ、岩手県高校新記録と30年ぶりに岩手県記録を樹立しました。しかし、全国では1m67で入賞はなりませんでしたが11位でした。
その年の功績は大いに注目され、岩手朝日テレビでは特集が組まれるほどでした。
その番組では
「全ては助走だと思います。助走が崩れるとやっぱり踏切までの過程が崩れてしまうので、ちゃんと出来ていると気持ちよく踏み切ってそのまま空中を回る感じで。」
「跳んで魅せる、優雅な感じで空を舞うようにっていうイメージでしています」
それと同時に、未だに全国優勝のない事が引っ掛っているとも述べられましたが、同年のユース大会では見事初入賞。
目標は1m80、更には1m90も跳びたいので今のうちから積み重ねていきたいと語られました。
挑み続けて8度目の全国大会、同年10月のU18日本選手権では1m68で6位入賞。
「うれしさよりもすごく安心した。やっと入賞できて、みんなに良い報告ができる」

3年生でにIH(代替)で3連覇、岩手県選手権も大会記録で優勝などの活躍をされましたが、コロナ禍で全国大会は中止、代替大会での記録が見当たりませんでしたが、困難な競技生活であったことは想像出来ます。

名門筑波大学に進学

大学は、押しも押されもせぬ超名門筑波大学に進学

「クールビューティーなお姉さんHigh Jumper。
話しかけずらそうな雰囲気を醸し出していますが、話しかけるととてもフレンドリーに話してくれます!ハードルもやってますよ!」
同校HPではそのように紹介されています。

1年生で学生個人選手権3位、インカレ入賞などの実績を重ね、3年で初の日本選手権出場。

同年の筑波大HPでは

「跳躍ブロックのクールビューティーお姉さん。この世に生を受けて21年、事あるごとに病んでいたが、それはもう過去の話。強靭なメンタルを手に入れるため、蛹から蝶へ進化中。今季4年ぶりに自己ベストを更新し、次に狙うはインカレ制覇。そして男女総合アベック優勝。日々逞しく成長していく彼女にご注目!!」
と紹介、日本インカレではPBに挑むことは出来ませんでしたが、7位入賞と見事に昨年より順位を上げました。

「3度目の日本インカレは7位でした。 試技数差で表彰台を逃したのはやはり自分の弱さだし、まだまだやれることはあるなと感じました。 皆さんの応援・サポートのおかげで最後のひと踏ん張りができました。本当にありがとうございました」
とのコメントを残されました。そしてユニフォーム委員会の委員長に就任しました。

大学競技を振り返り

2024年のインカレを終えた後に、筑波大学のHP「【十人桐色2024】#11「私が返せるもの」八重樫澄佳」にて、大学競技の振り返りをされました。

高校時代には
「陸上競技は、「存在意義」そのもので、そこでの結果が自分の価値を決定すると考えていました」そうで、好きで続けたい訳でもないけれど、必死にしがみついていたそうです。しかし、大会で大失敗のあとは「誰もいない場所で、泣き疲れて寝てしまうくらい大号泣して…誰も知らない場所に行ってしまおう」と考えた事もあったそうです。
当時は、結果を出せない自分を、周囲の人も深く繋がりのない人たちまでもどうして応援してくれるのだろうという疑問に答えを出せないまま筑波大学に入学されたそうです。

その答えを大学で見出だせた八重樫選手は「できる限り心身ともに元気な状態で誰よりも楽しんで競技を続けること」と結ばれております。

さて、高校時代より県では無双、大学時代にも岩手県選手権では5連覇を達成するなど、地元でもとても名の知られた選手ですが、日本選手権初出場を叶えたのは大学3年生の時。地元のファンからすると意外かもしれませんが、日本選手権の舞台に立つということはそれほど困難な事なのですね。普通は県で一番になることすら一生をかけても叶わない事なので、実際のこのクラスの選手たちは本当に素晴らしいのですが、ただ彼ら彼女たちはそういった人ばかりの集まりの中にいるので…時折、その実績が足りないと感じることがあるのかもしれません。
「学生カテゴリーで一度もタイトルを取ることはできませんでした」
とも語られておりますが「結果以外での返せるもの」も見つめたそうです。八重樫澄佳選手といえば実績もさる事ながら、SNS等ではいつも競技界の事を考えた発信をしておられます。そういった姿からもその人気は絶大ですね。
「まだまだ競技は続ける予定です」との事なので、今後も楽しみです。

成績

2017年(中学3年生)

全国中学校体育大会 女子走高跳 1m63 9位

2018年(高校1年生)

5月 岩手県高校総体 女子走高跳 1m65 優勝
6月 東北高校総体 女子走高跳 1m63 2位
7月 全国出場

2019年(高校2年生)

5月 岩手県高校総体 女子走高跳 1m75 優勝 (県記録・県高校記録・大会記録)
6月 東北高校総体 女子走高跳 1m63 2位
7月 岩手県陸上選手権 女子走高跳 3位 1m60
7月 全国高校総体 女子走高跳 1m67 11位
10月 U18日本選手権 女子走高跳 1m68 6位

2020年(高校3年生)※コロナ禍で大幅に大会減少

7月 岩手県夏期陸上(県IH代替) 女子走高跳 1m70 優勝
7月 岩手県陸上選手権 女子走高跳 女子走高跳 1m73 優勝(大会新記録)

2021年(大学1年生)

5月 学生個人選手権 女子走高跳 1m65 3位
6月 岩手県陸上選手権 女子走高跳 1m72

2022年(大学2年生)

5月 学生個人選手 女子走高跳 1m70 3位
6月 岩手県陸上選手権 女子走高跳 優勝 1m69
8月 東北陸上競技会 女子走高跳 優勝 1m68
8月 日本インカレ 女子走高跳 1m70 8位

2023年(大学3年生)

5月 学生個人選手権 女子走高跳 11位 1m65
6月 日本選手権 女子走高跳 15位 1m70 (初出場)
6月 岩手県陸上選手権 女子走高跳 優勝(4連覇) 1m65
8月 東北陸上競技会 女子走高跳 優勝 1m77 自己ベスト
9月 全日本インカレ 女子走高跳 7位 1m73

2024年(大学4年生)

6月 学生個人選手権 女子走高跳 7位 1m70
6月 日本選手権 女子走高跳 6位 1m70
7月 岩手県陸上選手権 女子走高跳 優勝(5連覇) 1m73
9月 全日本インカレ 女子走高跳 8位 1m70

成績

女子走高跳岩手県記録保持者(2023年6月現在)

女子走高跳岩手県高校記録保持者(2023年6月現在)

参考リンク・引用元

黒沢尻北・八重樫澄佳は高く跳ぶ!総体代替大会Vへ