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大久保綺更

「大久保綺更」濃厚すぎるストーリーを持つ棒高跳選手、幼い頃の夢に向かいながらも舞い続ける一流選手です

プロフィール

大久保綺更 (読み方 おおくぼきさら)
女子陸上選手
棒高跳

Kisara Ohkubo.
Female track and field athlete.
Paul Vaulter.

高校 都立富士高校

略歴

「まだ舞います」(大久保綺更 跳躍・106代副将)

上記の資料を参考にされていただいております。陸上競技への理解が深まる素晴らしい文章です。

名前の由来は2月、如月生まれからきているそうです。勝負飯は牛タン、家では意外とぐ~たらされているそうです。
小学校の頃からアクロバットやダンスを習っていましたが、中学ではダンス部では無く陸上を選びました。理由は「習い事を本格的に続けるために、休みやすそうな個人競技の陸上部に入る」その選択が人生の分岐点となり、中3では4種競技で全中一歩手前で出場を逃し号泣、最後の最後に走高跳でジュニアオリンピックに出場され、気づけば習い事を離れ陸上競技中心の生活になったそうです。

アクロバットを活かし棒高跳に挑戦した高校時代

中学顧問にアクロバットを活かすために棒高跳にちょうせんしてはどうだと意見をもらい、棒高跳の施設がある都立富士高校に進学
「高校も顧問の先生と部員、そして一生ものの同期に恵まれ、
七種競技と棒高跳でインターハイに出場することができました。
目まぐるしい日々でしたが、毎日が青春でした。」
と充実したコメントを残す一方で
高校から始めた棒高跳は思ったようにいかず、理想と現実のギャップは埋まらず引退されました。

改めて棒高跳に取り組んだ大学時代

慶應義塾大学には、猛勉強の末に入ったそうなので、スポーツで一流ながらも勉学も一流であることが分かります。慶應義塾体育会競走部に入部早々骨折し、コーチの必要性を感じ直談判、イチから棒高跳を見直しました。
そして2年の関東学生新人では記録、順位ともに達成して3位入賞。
しかしながらどこか精神的な不安が増長していくなか、大学3年の関東インカレ直前には
「人生で初めて病み落ちを経験しました」が、チームの士気のことを考えたらこんな状態口が裂けても言えないと思いながら過ごしながらも関東インカレでは入賞を果たしました。

大学4年では106代の副将を努め、今までは、自分(他の部員も)が先輩たちに気にかけてもらっている事の真意が分かりませんでしたが、立場が代わり自分が後輩たちに積極的にコミュニケーションを取るようになり
「少しでも一人一人が力を最大限引き出せる状態にしたい、
そしてチーム全体の強さに少しでも繋げたいという思い」
があったのだと考えるようになりました。

そして関東インカレでは、見事3m90をクリアし3位表彰台、全カレでは数日前にアクシデントがあったそうでしたが14位と跳び切り「悔いなくインカレを終わらせてくれた」とコメント。

エンタメ業界に就職し「まだ舞います」

気になる進路ですが、棒高に関しては単純に「好きとは言えない」ほど複雑な感情をいだきながらも、小学時代の習い事「エンタメ」を目指し10年の時を経て就活しました。
競技に関しては、やはり棒高跳からはまだまだ離れられず、2024年の東日本実業団、出場できれば日本選手権までは続行されるそうです。

成績

2021年

9月 関東学生新人陸上 女子棒高跳 3位 3m60

2022年

5月 関東インカレ 女子棒高跳 6位 3m70

2023年

5月 関東インカレ 3位 3m90
6月 日本選手権 12位 3m60