「青野朱季」高校最強女王の名をほしいままにしながらも、苦労した大学時代、ラストイヤーでついに報われた奇跡のストーリー！

プロフィール

青野朱季　（読み方　あおのしゅり）
Shuri Aono.
女子陸上選手　100m200m
Female track and field athlete

生年月日　2000年7月3日
出身　山形　東根市
160センチ52キロ

小学校　長瀞（ながとろ）小
中学　東根二中
高校　山形中央高校
大学　山梨学院大学

成績

100m自己ベスト　11秒53

2016年

5月　山形インターハイ　女子100m　優勝
6月　東北インターハイ　女子100m　7位　12秒36

2017年（高校2年）

5月　山形インターハイ　女子100m　優勝　11秒91
女子200m　優勝　24秒29
6月　東北インターハイ　女子100m　優勝　11秒81
女子200m　優勝　24秒38
8月　全国インターハイ　女子100m　3位　12秒15
女子200m　優勝　23秒98

2018年（高校3年）

5月　山形インターハイ　女子100m　優勝　11秒61（+3.6）準決の11秒87で大会記録
女子200m　優勝　23秒61　大会新記録　自己ベスト
6月　東北インターハイ　女子100m　優勝　11秒86
女子200m　優勝　23秒96　大会記録
全国インターハイ　女子200m　2位　23秒89
10月　U20日本選手権　女子100m　優勝　11秒65
女子200m　優勝　23秒69

2022年（大学4年）

9月　全国インカレ　女子100ｍ優勝　11秒64
女子200m優勝　23秒44

2023年（社会人1年目）

5月　木南記念　女子100m　9位　12秒00
5月　静岡国際　女子200m　5位　23秒62
6月　日本選手権　女子100m　7位　11秒83
女子200m　4位　23秒59
6月　布勢スプリント　女子100m　4位　11秒65
7月　田島記念　女子200m　3位　24秒12
女子300m　5位　39秒18
8月　23秒42に自己ベスト更新

略歴

小学校時代はバスケ部でした、中学校1年生で陸上を初め、3年生で全中7位と活躍しました。

高校時代は山形中央高校に在籍し、地元最強選手でした。県大会では100mは1年から3年まで三連覇。2年生の時には東北IHで100ｍ、400ｍR、200m、1600ｍR学校対抗メダルの五冠達成は女子史上初でした。また、妹の青野心音選手も同校陸上選手で姉と一緒に走るなどの活躍を見せました。更に3年でも、2年連続5冠、100、200だけに絞っても2冠2連覇の圧倒的無双っぷりでした。

そして、全国では兒玉芽生選手、齋藤愛美選手、壱岐あいこ選手らと同年代。その中で全国IHでは2年時には200m優勝、高校3年生10月のU20日本選手権でも100、200で2冠の優勝、200m決勝では上記3選手を決勝で抑えています。

県最強だけならず、世代最強の活躍をした高校時代でしたが、大学では伸びやみました。
本人コメントによると
「大学2年目が一番しんどかったです。嫌になりそうな時もありました。でも、応援してくれて、私が結果を残すことで笑顔になる人たちのために恩返しがしたいという思いがあったから。」と苦しかった時代を振り返っていました。

そして大学4年生で迎えた2022年全国インカレでは、100、200共に自己ベスト更新を目指して出場、100mでは見事大学では初の全国優勝を果たしました。この時には2着の石堂陽奈選手とは僅か0.02秒差でした。
コメントで
「このインカレにすべてをかけて頑張ってきた。素直にうれしいです。スタートから遅れずについていけた。勝ちきることができてよかったです～。どちらかといえば、100メートルのほうが苦手だったので。200メートルはしっかり疲労を残さずに入れば、ベストは出せると思う。100メートル、200メートルの2冠が目標です」
100m決勝は2日目で、3日目に200m決勝を見据えていました、結果、200mでは23秒44の日本歴代7位タイ記録、学生歴代2位タイ記録で優勝、2冠達成しました。
「今まで辛い時期もあったけど…」と振り返り涙を見せる場面もありました。